令和最初の梅雨、来ました。
毎年この時期になると、春で勢いづいた植物たちが一旦休憩してしまうような気がして、そしてそのまま動かなくなるのではないかとヒヤヒヤ。
植え替え後1年休み続けた実生のグラキリスも、植え替え→梅雨→猛暑って変化についていけなかったんじゃないかなーと、あくまで推測ですけどね。
あの子は、その後順調に葉を出して今年は元気です。
我が家最初のグラキリス、大きくならずとも生きていてくれればそれだけで。
種から育てたグラキリス
で、ファーストグラキリスが休んでた2018年、初めてグラキリスの種を蒔きまして播種から1年を迎えることができましたー。
懐かしい去年の今頃。可愛すぎか。
あれから365日…
後列の両サイドは無関係。
左上が2018年、一旦休みの子。大きさは去年の実生たちに完全に追いつかれてる。
右上は恵比寿大黒。こちらも変化があったのでそのうち書きます。
2ヶ月前に初めての植え替えを行った2018実生たち、まず新芽が出るかどうかが最初の山場だったけどなんとか全員無事に新しい葉を出してくれてひとまず安堵。
1年間の成長
実生を育てていると、子供の頃の形がどう変化していくのか気になりません?
私、めちゃくちゃ気になるタイプ。
アデニウムの時もやりましたが見てやってください、うちの子たちの成長っぷり。
生まれたときから形が変わらないタイプ
身体が赤く染まったこの子は小さい頃のままの形を維持。
根っこも1番少なかったし、成長ものんびり。根張りが弱いのでゼオライトを化粧土として足して固定していますが、なんだかこれをすると育成的にも安定するような気がして、少し不安な株にはマイルール的にやってます。
徒長するタイプ
5株の中で1番根っこの成長が旺盛だった子は植え替え後、勢い良く徒長。
なんでだろうなー?同じ環境で同じタイミングの水やりをしてもこの子だけがこうなる。少し水やりの間隔を開けてみようかと思案中。
1つの鉢にいくつか株を植え込んで、ある程度までまとめて育てる方法って私は試したことがないんですが、噂によると根が競い合うように育つってとこが良いらしい。あと全員で水を吸うからいつまでも鉢が湿ってるってことも少ないとかなんとか。
我が家自家製の種ができたらこの方法も試してみようと思ってる。
変わった成長のタイプ
もう一人のほっそりさん。
上の子と同じような細さだったのに、1年後はぜんっぜん違って面白い。
写真ではあまり分からないけれど、この子の色は他の子とは違う白さで真っ白な感じだし、そもそも形もなんか変だし、葉の生え方も植え替え後すぐ一斉にバッ!!と出てきてまったく徒長していない。なぞ。
丸くて脇芽が出るタイプ
5株の中で1番丸く育った子。
子供の頃からトゲの数が他の子の倍以上あってどうなるのか楽しみだったこの子は唯一の脇芽モリモリくんに成長。こちらも身体が赤くなるタイプで根は少なめ。
赤くなる子は、根が少ないのかも。そして比較的丸くなりやすいのかもしれない。
ただし、このタイプは植え替え後の新芽を出すのに時間がかかっていて、この子に至っては2ヶ月かけてやっと成長が確認できたのでやはり強くはないのかなという印象です。
双葉の次に出てきたのはダブルヘッド
最後はダブルヘッド。かわいいって言葉しかでてこない。
現地球でもダブルヘッドってたまに見かけるけれど、Yの下の棒のとこ埋められてるんでしょうか?非常に気になります。
ふた葉の後になかなか本葉が出てこなくて、やっと出てきたと思ったら成長点2つ。
子供の頃から左側が先に成長していて大きい。そこは一生変わらないんだろうな。
1年育ててみて
驚くほど5粒がそれぞれに違った成長をしてくれました。
同じ親の子じゃないような気がするよ…。これが輸入クオリティ?
発芽から1ヶ月くらいの形を1年後も維持していたのは1株だけ。で、これからも伸びたり太ったりでかなり変形していくと思われる。
ともあれこれだけ姿形が違っていたら育て甲斐もマシマシよ。ない腕が鳴る。
陽にあたると身体が赤くなるタイプの子が丸くなり易いのかっていうのは想像の域をでない推測だけれど、いつかまた実生を育てる時に調べてみたい課題。
6月播種というのは他の方に比べて遅い方だと思いますが、大きさ的には普通サイズ(特殊な育成環境を除き)に育ったかなといった感じ。
皆さん色々な方法で育てていてその成長がまた面白いんだなぁー。1年で!?ってくらい大きくなってる子達もいるし逆もまた然り。
だけど、グラキリスは長生きですから。恐らく近年国内で播種された子たちは順調に育てば蒔いた私達よりも長く生きることを考えると、発芽~1、2年の大きさの違いって大した問題ではなくて…。その結果が見えてくるのは20年後くらい?長生きして見届けたい…めちゃくちゃ楽しみ。
とりあえず、2年目も元気に育ってくれますように。
ではまた。
2019年夏の成長の続きははこちら