クテナンテ・ブルレマルクシーを育てる記録
クテナンテ・ブルレマルクシーの基本的な情報は購入時に書いているのでそちらを。
水苔で育てる
我が家に迎えた当初、ブルレマルクシーを検索してみたところ葉が群生して結構大きくなることを理解した私。ってーことは?あまり大きく育てたくない場合、このまま水苔で、さらに無肥料で育てたらコンパクトに収まってくれるのでは?
ということで、一回り大きな鉢に植え替え2年経過
とても貧素になった!
葉っぱに何かの病変もでているよ!
購入から約1年の間ゆっくりと増える葉、大きさ自体はあまり変わらず思い通りの成長だと感じていましたが、ある頃から葉に斑点が発生するようになり、それを境に徐々に調子を崩していくブルレマルクシー…
水苔で育てた2年間の環境
穴のない鉢、水苔栽培、365日霧吹きシュッシュ、肥料の類なし
直射日光には当たらない室内の温かく空気の動きが多少あるような場所が定位置
斑点の特徴
淡黄色、ベタつきなし、境目は不明瞭で円形、表裏どちらも盛上がりなどはなし
古い葉から順に発生し、ゆっくりと数を増やしてその葉全体へ広がりやがて側面から枯れはじめ落葉する
色々と調べてみるも”葉”、”斑点”の症例多すぎて特定できず
水苔、本体ともにカビなどは見当たらないので、細菌系かまたは根の問題かもしれない
加えてだんだんと小さくなる葉、株全体から漂う負のオーラ、これは限界か?
水苔栽培から土耕栽培へ
水苔の限界を感じ購入から2年ほど経った5月、土耕へ変更してみることにしました
土は硬質赤玉土、鹿沼土に観葉植物用の土、大まかに1:1:0.5
排水性良く水持ちそこそこ(赤玉土・鹿沼土ともに極小粒)
鉢はテラコッタ、素焼き系でなければなんでもいいよと海外サイトで学んだので今回は陶器の穴あり鉢へ
元肥なし、液肥あり、置き場所は直射日光の当たらない南向き窓辺へ移動
環境かなり変わるけどどうかなーっと、1ヶ月後
新芽が3本、根元から誕生
その後、2本追加製造されて現在5本の新芽展開中
分かりやすく水苔、嫌いだったねぇ…ごめんね
場所的に気根っぽいの出てきたなって思っていて、それを新芽だ!って気づいたとき、いやそんな急にスイッチ入るか?って驚いて数日様子をみたけど立派に新芽だった
その他、元株からもそれまでを取り戻すかのような速度で1.5倍くらい大きくなった新葉が出てきてます
つまりブルレマルクシーを元気に機嫌よく育てるには水苔よりも土耕のほうが効果的!
ただ、排水性の高いスリット鉢等に入れて液肥使って育てたらちょっと違ったのではなかろうかとも思う。いずれ株分けすることができたらまた水苔でやってみよう
それから気になるのは今ある斑点病が今回の植え替えで改善していくのか否か
既に出来たやつは元に戻ることはないけれど、進行が止まるのかどうかが気になるところ。止まれば原因特定に近づくと期待している
あとは2年ぶりに栄養をもらって大きくなっていくであろうブルレマルクシーの成長を楽しもうと思う
クテナンテ・ブルレマルクシーとカラテア・フレディの違い
ところで、ブルレマルクシーそっくりの植物がいて、名前はカラテア・フレディ
こちら ↓
お、同じでは?
両者比べるとクズウコン科までは一緒で、こちらがカラテア属
ブルレマルクシーはクテナンテ属
カラテア・フレディの方は2022~2023年あたり100均でも取り扱われたのでフレディがご自宅にある方もちらほらいらっしゃるのではなかろうか
でも、あまり興味がない人が見たら一緒だと思うんですよね
育て方も恐らくほぼ同じで、名前間違ってたとて育成に問題ないし
かくいう私もダイソーで見かけて「ブルレマルクシー!100円だと!?」と思ったのですが、なんか違うなーと伸ばした手を引っ込めて調べてみたフレディとブルレマルクシーの違い。
クテナンテ・ブルレマルクシーの葉の裏、紫色。
カラテア・フレディは葉の裏側、普通の色。つまりは緑色。
わかりやすー。
そもそもブルレマルクシーも葉裏が緑色なんだけれども、光に晒されると紫へと変化していく
ブルレマルクシーの新芽、伸びて数日経った部分は紫で、出てきて間もない箇所は新緑。
で、よく見ると葉の形もちょっと違う。
フレディは葉の先端に向かって三角になるシュッとした形に対して、ブルレマルクシーは楕円を描いて葉先だけ小ーさく、ツンっと尖る。
これも見比べたら一目瞭然くらいわかりやすい違いであると思う。
あとは触った感じ、カラテア・フレディの葉のほうが薄いような気がした。あくまで気がするレベルのやつ。個体差かもしれん。
見分け方を知りたい方がいらっしゃったら上記が参考になれば幸い。