去年の11月頃、アデニウムに異変が!
天気予報を過信してはいけない
枝、焼けてしもうたん?
セツコー!泣
室内窓辺に置いておいたら天気予報がハズレて、予想以上に気温が上昇してしまう秋と梅雨の時期にやってしまいがちなアレかなって思ってる。
けど、どうして枝の真ん中から逝ったのかは謎
ヤシマ作戦のシンジくんもビックリな精度でピンポイント照射でもされたんでしょうか
敵の狙いが本体でなくて良かったなと思いつつ、ほっといたら腐りそうなので切ります
アデニウムの枝を切る
よく切れる清潔なカッターを使います
アデニウムの枝を切るのは3年半ぶりの2回目!
腐っていなければサクッと切れるのは前回経験済み。ではいざ。
アデニウムの枝の中
枝元から数cm上の赤茶色の部分、フレッシュさはゼロ
ある程度の硬さは保たれていて、鼻は近づけなかったけど気になるような匂いはなし
細胞的には死亡していると思われるので、腐敗する前ってことでしょうか
ダメになったグラキリスの輪切りされてるのを見たことがあるけど、その状態にちょっと似ているように思います
とりあえず、どこまで続くのか縦に切ってみることにする
本体ギリで止まってた!
何もしなければ更に下へと進んでいくのかな
もう横の枝が近すぎてカッターが使えそうにないので手でもいでみることに。
やはり止まっていた部分より下はキレイで、採取した方は
中央部分と接していた断面が赤茶色へ変色
この部分が防衛反応か何かで、本体にダメージが進まないようにしているATフィールド的な、そんな印象を受けたんですが何なんでしょうか
もしくは逆にここから腐敗が始まろうとしてるのか…こんなときに電子顕微鏡があればもうちょっと何かが分かるんだろうな、いつか欲しい。
切った跡の処置は?
切り口を見る限り、その部分より下に症状は進んでいないように思いますし、本体の方は特にへこみやシワも見当たらず、硬さも十分にあったので恐らく被害は枝だけだろうと判断しました。
後は傷の処置
以前の枝腐れと、根腐れ時にも使用した
オーソサイドをふりかけて終了
正直もっと適切なやつがあるような気がするけど、毎回問題ないので今回もこれで。
切断から4ヶ月後
11月の終わりに枝を切って、4ヶ月が経ちました
切った箇所はどうなっているかというと
今の所、問題なさそう
ちなみに3年半前に枝を切った箇所の現在は
こうなっています。最早かすり傷程度にしか見えまい。
更につい先日植え替えも行いましたが、見える限りでは根も大丈夫っぽいです。
側根しか見えないけども。あとは野となれ山となれ。
思考とまとめ
なぜこのようなことが起こったのか考えてみると、前回が9月、今回は11月、どちらも生育期間中であり、枝の表皮が若々しい緑黄色であるので、室内窓辺においてまともに日光と高温を浴びたことによる致死的な傷害がおきたのではと考えています。
一般社団法人日本植物生理学会 みんなの広場 から引用
高温に晒された植物細胞は、Tc(細胞の脂肪酸の組成によって異なるが、おおむね40度から50度)に達すると膜の構造が変化して、内容物(有機酸など)が漏れ出し、その状態が続くと細胞死に至ると考えられます。
40℃~50℃、ハウスならば言わずもがな、40℃は窓辺でも十分に可能性があります。
窓が少し空いていれば…サーキュレーター使ってたら…防げたかもしれない。
本体に被害が出ないのはグラキリスと同じ理由で、日光を反射するよう表皮の色がシルバーに変化しているという一因があると思っています。
アデニウムはあまり脇芽が増えないせいか、あえて枝切りをして脇芽を出す方もいらっしゃるようで、枝を切ることは然程大きな問題ではないように感じますが、今回のように障害や、病気、害虫による食害等で不意に成長点を失う場合、早い段階で気づけなければ本体のほうへ腐りが回ることもあるようなので注意が必要ですね。
我が家では特に冬前の秋と、梅雨時期、天気予報を過信して室内にいれてやらかすことが多いので気をつけよう!
ではまた!