夏型の植物たちも静かに活動を再開し始め春を感じるようになってきた中でも、グラキリスの越冬明けについて記録しておきます
花の咲かないグラキリス
グラキリスの冬越について思うままに駄文をつらつらと書いた前回
グラキリスの花が咲いたところはこれまで1度しか見たことがないぞと、そしてその問題の根底には冬の間中、夜な夜な猫を撫で回しーのワイングラスクルクルさせーのグラキリスを眺めーの的な”変態的時間の長さ”が関わっているのではないかと思い当たり、ならば夜に光があたる状況を極力減らしてみようと試みた冬でした
冬の観察は週末限定…
水は殆ど与えていないので痩せ過ぎた子がいないかどうか、なにか問題が起こっていないかを確認してササッと暗闇に戻し、じっくりとした観察は週末のみに限定
・室内気温は大きい子達の場所で15~20℃
・小さい子たちは少し暖かく19~25℃程度
去年まではもっと過保護にしていたので、恐らく全体的に20~25℃程度だったと思います
その結果は
おわかりいただけただろうか
花芽きた!
う・れ・し・い!
で、上の2株の交配を目論んではいるけれど大きい方の終盤と小さい子の最初の開花が合うかどうか…といった感じ。しかもグラキリスの受粉は難易度高めらしいので子を残せるか微妙ですが、とにかく運を天に任せてチャレンジはしたい
交配についても色々と思考しているものの、また話がながーくなるので今は自粛
とにかくグラキリスが蕾を出す条件に日照時間が関係しているのは間違いない気がするんですが、みなさんとこのグラキリスはどうですか?
去年辺りから植物育成ライトを試されている方を結構見かけますが、たとえば24時間とか、そこまででなくても長時間照射されている場合はどうなんだろう?って試してみたくはあるけれど現地球で試す勇気はないので、何れ実生の子たちが開花するようになったら実験してみようかと思います
グラキリス実生株の植え替え
いつもならば植え替えは安全牌である4月~5月あたりに行うのが我が家のルーティーン。その時期まで待つことで死のリスクは多少減らせても既に動き出しているものを再度休止させてしまうことが多くて少しもったいないなーと感じていたので、今季は株が動き出す前にと試験的に一株実行
2017年実生のパキポディウム・グラキリス
2017年実生の子、2019の部分はその年に成長したとこ
この子を前回植え替えたのは2018年春で、当時が
これでー
今年、2020年の春はこう
根っこも増えて随分と立派になった!
試したいことがあったらこの子にお願いすることが多くて、一時期脇芽を出したがっていたときには指でサワサワし続けることで諦めてもらったことも。
まぁ色々とストレスかけまくってますが、元気に成長してくれる可愛いやつ。
ちなみに植え替えたのは2月11日、季節的にはまだ冬ですが晴れれば窓辺はポカポカだしなんとかなるってまた根拠のない自信で見守ること1ヶ月
無事目覚めてきたーからの、おお?
なんだか2019成長の部分がふっくらして…
こちらも蕾があがってきた!
小さい身体で可愛すぎでしょーがっ!すき!
わたしの知る限り、このあとは咲いても咲かなくても分頭するし、ちゃんと見たら枝がいくつになるか大体の予想はつくと思うけど楽しみはとっておきます
2018年実生のパキポディウム・グラキリス
この結果に満足したので、2018実生たちも植え替えました
一気にどうぞ
サッ!
完了
この実生たちは来年まで植え替えないはずでしたが、この連結ポット見つけて予定変更
2年目以降の実生に程よいサイズ!去年出会いたかったー。
1ヶ月ほど水を切った上で植え替え、からの久々の水やりということもあって翌日にはパツパツになりました。このまま馴染んで今年も元気に成長していただきたい。
ベアルートグラキリスの植え替え
去年(2019年)に迎えたベアルートグラキリスも植え替えました
たくさんの方に見ていただいている
「じーちゃんのお尻」こと この株です
初めてのベアルートということもあって確実性を求め選んだ最初の鉢はスリット鉢
株の大きさに対してかなり少なめの土に深植えの7ヶ月後
oh...
既に土を抱え込んでやがる…っ!
今年に入って完全に落葉したあと、水やり後に土が乾いても鉢が重く感じ、更に身体が本格的に固くなっていたこともあってどんどんと水を蓄えていることを実感していましたがこれは発根大成功と言えると思う!
坊主だった懐かしの7ヶ月前
もうかっちかちでじーちゃんは卒業、おにーさんの上腕二頭筋と呼ぶことにする
新しい鉢に引っ越してこのまま数年しっかり根を育ててもらう所存
そんなこんなで今年はパキポディウムの花が沢山見られそうなので楽しみです!
ではまた!