植物日誌

ベランダと室内で育てる塊根植物、サボテンの観察日誌

サボテン 白蛇丸 Mammillaria karwinskiana

マミラリア・白蛇丸

 

マミラリアサボテン白蛇丸の育て方

白蛇丸(はくだまる)を2017年から育てています

少し前まではMammillaria nejapensiとして扱われていたようですが現在ではMammillaria karwinskiana(マミラリア カーウィンスキアーナ?)が正しい名前とされているようです。

 

原産地

  • メキシコ~グアテマラの南米の広範囲

白蛇丸はマミラリアの中でも数少ない分頭によって群生していくサボテンで、その分頭した見た目から海外ではOwl Eye Cactus(フクロウ目サボテン)と呼ばれています。

Mammillaria karwinskiana ssp. nejapensis, San Jose Lachiguiri, Oaxaca

言われてみれば…フクロウ?

原産地では15年程度で直径50セン程度まで成長するみたいです

しかし子を出すよりも頭分けていこうってチョイス、凄くないですか?

本人的には頭というより枝のような感覚なのかもしれないけど、不思議。

白蛇丸の育て方

成長期

真夏と冬を除く春~秋

直射日光大好き

用土

排水性の良い土を好む

我が家では、赤玉土メインで、ひゅうが土・ゼオライトを混ぜて使用

水やり

一般的には完全に土が乾いてから数日おいて。とのこと。

吸水速度は早くもなく、遅くもなく。

多少忘れていてもあまり大きな問題にならないくらいの強さはある

逆に土が湿りっぱなしのほうが良くないようです

耐寒性

完全に水をきった状態であればマイナス3℃程度まで。

我が家は最低気温が10℃を切ったくらいからは室内に取り込み、冬でも日中は20℃程度確保されているので水を完全にきることはないです

増やし方

種から容易に増やすことができる(らしい)

種の発芽に適した気温は20℃~23℃

分頭はするけども子株という感じでもないので、株分けという概念は少ない

 

殆ど手もかからず、難しいことといえば植え替え時のトゲ捌きくらいで大変育てやすいサボテンだと思います

白蛇丸の成長速度

サボテン白蛇丸 成長

購入時の写真、烏羽玉以外は元気にしています。みんなまだ小さくてかわいい。

からの、2年後。

サボテン白蛇丸の分頭とは

鉢も大きくなったし、結構成長しました。

他に育てているマミラリアに比べると断然早いと思う。

見ていただいてもわかるようにこれといった派手さもなく、割と地味な白蛇丸ですがサボテン界の中でも珍しい分頭というレアイベントがDNAに組み込まれているはずなのでワクワクです!一体いつになるのか皆目検討もつかないけど!

白蛇丸の開花

サボテン白蛇丸 花

2020年12月、初めて開花しました

サボテン白蛇丸 花

白蛇丸の花を検索すると花びらに赤っぽいラインが入っているものが多いようですが、我が家で咲いた白蛇丸の花はほぼ白でした

白蛇丸にはいくつかの亜種があるようなので、亜種株なのかもしれません。

本来の花期は春ということなので、屋外から室内に取り込んだ12月を春を勘違いしたのかな。